森林限界を超えてきた 金峰山縦走 その9

廻り目平キャンプ場に着いたようです。 芝生が気持ち良さそうです。 金峰山荘に着きました。ここからバス停まで約1時間。 金峰山荘は、キャンプ場利用者や釣人を対象にした宿泊施設のようです。 30分ほど時間に余裕があったので、ここで温水シャワーを浴びて…

森林限界を超えてきた 金峰山縦走 その8

足元に目をやると、苔の上にシャクナゲとコメツガの稚樹が育っていました。 まつぼっくりが落ちていました。珍しいものが落ちていると上を見てみる。こうすると意外な発見が出来るかもしれません。 とても綺麗な森です。 ここから川がはじまります。千曲川の…

森林限界を超えてきた 金峰山縦走 その7

昼寝から目覚めて、ゆずひこと遊んで、夕食の時間です。 「鶏肉ソテーのワンプレート、白ワインとともに」 ガッツリ美味しく頂きました。 夕食の後は、本棚にある本を読んで、就寝です。 朝、目覚めると、青空でした。 朝食は、出発時間のこともあって、フリ…

森林限界を超えてきた 金峰山縦走 その6

大きな岩が積みあがった斜面を手を使って登りながら、ようやく頂上に着きました。 頂上には五丈岩という大きな岩が鎮座しています。 1丈=3mらしいので、5丈=15mくらいでしょうか。 手前にある鳥居が人の背丈よりやや大きいくらいですので、岩の巨大さが分か…

森林限界を超えてきた 金峰山縦走 その5

樹木と自然のせめぎあいの最前線。 稜線上の自然条件の過酷さは、矮小化した樹木から読み取ることが出来ます。 風や雪から身を守ることが精一杯で、自らの体を大きくする余力が無いのでしょうか。 コメツガやダケカンバが人の背丈ほどに矮小化し、まるで盆栽…

森林限界を超えてきた 金峰山縦走 その4

(2)常葉針葉樹林(コメツガ、シラビソ) 富士見小屋(標高1,800m位)をすぎると、だんだん常葉針葉樹林(コメツガ、シラビソ)のエリアに入っていきます。 この写真、遷移過程です。 陽樹のシラカバの下に、陰樹のコメツガが育っています。 今後、何十年かた…

森林限界を超えてきた 金峰山縦走 その3

金峰山は、秩父の最も西に位置し、山梨と長野の境付近にあります。 地図ではココらへん。 大きな地図で見る金峰山の南西にある韮崎駅からバスに乗って登山口の瑞牆山荘に向かいます。 瑞牆山荘の標高は1,520mですので、金峰山(2,599m)までの標高差は、約1,…

森林限界を超えてきた 金峰山縦走 その2

山に生えている木、そのいくつかを識別できるだけで、樹木の声が聞こえてきます。 金峰山を登るのであれば↓の木が分かるだけで、見える景色が全く違うものになると思います。 それぞれの樹木にはそれぞれの特性があり、自らの特性に適した場所で生きています…

森林限界を超えてきた 金峰山縦走 その1

先週末、金峰山(きんぷさん、きんぽうさん)に行ってまいりました。 森林限界を超えた場所に行ったのは久しぶりです。 とりあえず記録です。 韮崎駅→バス(9:30→10:05)→瑞牆山荘(10:30)→富士見平(11:40)→大日岩(13:00)→金峰山頂上(15:00)→金峰山小屋…

十二単衣の富士

山梨県大月市岩殿山からの富士山は「十二単衣の富士」と呼ばれています。 早速、(出張を早く終らせて)岩殿山に行ってきた。 これが、「十二単衣の富士」です。 山頂が雲に隠されず全体を見ることができる機会はあまりないそうです。 やっぱ、日本一の山や…

筑波山に行ってきた 〜つくば道編〜

筑波山神社に関わる道として江戸時代に整備された道が今も残っています。「つくば道」と呼ばれています。 この道を通って山頂を極めるのが最も美しい型なのですが、そもそもケーブルカーを使うこともあって、美学を貫く理由も無く、下りに「つくば道」を通る…

筑波山に行ってきた 〜ブナの木編〜

日本百名山でもある筑波山に行ってきました。 ブナ キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! 関東平野 キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! 筑波山のブナの木には番号がつけられています。 測定幹には,山側の高さ(樹幹が傾いている場合は長さ)120cmの位置に釘でアルミ製番号札を…

高尾山のブナの木

高尾山にブナがあるらしい。 白神山地に代表されるような、冷涼な気候を好むブナが高尾山にあるなんて、どういうことだ。 高尾山のブナ、いつ見に行くの?今でしょ!!的な。。。 高尾山のブナがどこにあるかは↓で知りました。森林観察ガイド―驚きと発見の関…

雲取山に行ってきた その7

雲取山の頂上に行かなかったこともあり、奥の院を訪れてみることにしました。 炭焼平を過ぎて少し下ると、奥の院への分岐になります。赤テープを目印に進んでいくと、東屋が見えてその横に鳥居があります。 鳥居の横のブナの木がでかい。。。 個人的には、ブ…

雲取山に行ってきた その6

山小屋の夕食は18時からです。御飯おかわり自由。 21時に消灯。屋根を叩く雨音を聞きながら蒲団に入りました。 翌朝、やはり雨。 朝食を食べて、入り口ロビーで雨が弱まるのを待ちます。 小降りになったタイミングで小屋を出ることにしました。 山頂は次の機…

雲取山に行ってきた その5

大ダワを過ぎると雲取山荘までもう少し。 立派な建物が現れました。雲取山荘です。 雨で濡れたカッパは別の建物で乾かします。 受付を済ませて部屋へ向かうと、豆炭で暖まったコタツが用意されていました。 あ〜暖まる〜。 外の雨の降りが強くなってきました…

雲取山に行ってきた その4

伊勢湾台風について調べてみました。 ■伊勢湾台風(1959年台風第15号)■ 死者 4,697人 行方不明者 401人 負傷者 38,921人 全壊・流失 40,838棟 半壊 113,052棟 一部損壊 680,075棟 雲取山でも伊勢湾台風の影響を受けました。 それは、強風による広範囲な森林…

雲取山に行ってきた その3

標高も1,500mを超えてきました。環境省_秩父多摩甲斐国立公園 標高2,000〜1,500mのあたり(主稜の山腹、諸河川の源流域、両神山など)では、コメツガ、トウヒなどにカンバ類、カツラなどを加えた針広混交林の原生林が繁茂しています。林床は山頂付近と同様に…

雲取山に行ってきた その2

山は濃い霧に覆われていました。 モノクロの世界に放り込まれたようです。 道に沿って植えられた杉が、この道が信仰の道であることを教えてくれます。 三峯奥宮の鳥居が建っています。 三峯の名は、奥宮がある妙法ヶ岳、白岩山、雲取山の三つの頂が由来とな…

雲取山に行ってきた その1

東京都、埼玉県、山梨県にまたがる雲取山に行ってきました。 日本百名山の一座です。 目的は次の通りです。 どっかの山に行く 膝が痛くならないか確かめる 木に強くなる ☆地図・・・東京都の最も西、秩父の南西に位置します。埼玉県側の三峯神社から登りはじ…

南アルプスへの道 丹沢縦走 その8

無事、縦走を終えることが出来たのですが、目標の達成度をチェック。 ★人気のある丹沢がどないなものか確かめる →表尾根は人が多いが、奥に入ると人は激減。さらに、平日は少なく、夏は暑さのためさらに減るようだ。 ★テント以外の縦走装備を背負い、膝が痛…

南アルプスへの道 丹沢縦走 その7

丹沢山から宮ヶ瀬湖へ至るまでに、三つの顕著なピークを超えることから丹沢三峰という名前が付けられた稜線があります。 下りのはずなのに上ります。自然林の中の道を歩くのですが、雨によってかなりえぐられた場所がありました。 花の写真を撮っていたので…

南アルプスへの道 丹沢縦走 その6

実は、丹沢のブナは枯死により減少していることが確認されています。 原因としては、 湘南地域の汚染物質の影響 鹿の個体数が多くなりすぎている が考えられているようですが、以下の書籍の中では別の原因が挙げられています(この本はこれから山歩きをしよ…

南アルプスへの道 丹沢縦走 その5

丹沢山から宮ヶ瀬湖までは約11kmの道のりです。 途中、ブナ林を通り、アップダウンを繰り返します。 宮ヶ瀬湖付近では遭遇したくない山ビルがいるとのこと。 靴には「ヒルが嫌が〜る」スプレーを吹きかけてきたのですがちょっと不安です。 この山旅のメイン…

南アルプスへの道 丹沢縦走 その4

夜18時、明日への体力をつけるべく夕御飯を頂きました。 山小屋が提供する夕御飯を食べるのは富士山以来かも。。。 これがみやま山荘の夕食です。 山では想像以上にエネルギーを消費します。 腹一杯食べて明日に備えました。 外の様子を伺うと、霧は相変わら…

南アルプスへの道 丹沢縦走 その3

それにしても風強いです。 そして標高が上がるにつれ霧が濃くなってゆきます。 「山と高原地図 丹沢(昭文社)」には、以下のような記述があります。 ちなみに、昭文社の株持っています。山と高原地図 28.丹沢2012作者: 昭文社出版編集部出版社/メーカー: …

南アルプスへの道 丹沢縦走 その2

どれくらい下がるのかというと。。。 三ノ塔(1,205m)→約120m↓→鞍部(1,080m位) 絵にするとこんな感じ。株価も右肩上がりになってほしい。 下に向かう階段と登山道が見えます。 種類は少ないながらも、花が咲いていたので載せときます。 途中の体力補給。…

南アルプスへの道 丹沢縦走 その1

神奈川の丹沢山塊、ヤビツ峠〜丹沢山〜宮ヶ瀬を縦走してきました。 目的は次の通りです。 人気のある丹沢がどないなものか確かめる テント以外の縦走装備を背負い、膝が痛くならないか確かめる 南アルプスへ登る体力をつける ブナの森を見に行く 小田急線の…

南アルプスへの道 武甲山 その4

近寄ってみると、「橋げた損傷のため危険 通行止」とあります。 ガビーンと思いきやすぐ横に別の橋がありました。 しばらく歩くと、滝が見えてきました。 登山届けのポストを過ぎて、車道をテクテク歩いていると、滝の写真を撮っているおばちゃんがいました…

南アルプスへの道 武甲山 その3

普通に歩けますが、腿がまだ痛みます。 しばらく歩くと神社っぽい建物が見えてきました。 本殿の裏手に回りこむと、真っ赤な葉っぱの木がありました。 もともと赤いのかどうなのか・・・。 頂上に着くと、人が5人くらいいました。 景色はこんな感じ。 « Le p…