山は濃い霧に覆われていました。
モノクロの世界に放り込まれたようです。
道に沿って植えられた杉が、この道が信仰の道であることを教えてくれます。
三峯奥宮の鳥居が建っています。
三峯の名は、奥宮がある妙法ヶ岳、白岩山、雲取山の三つの頂が由来となっています。
弱い雨が降っているのでしょうか。
空を覆う葉にあたる雨音を聞きながら足を進めます。
突然、法螺貝の音が響き渡りました。
信仰の山であることを実感します。
足元に目を移すと、たくさんの栗の実が落ちています。
先日の台風によるものでしょうか。
地蔵峠では、赤い前掛けをしたお地蔵様が安置されていました。