四阿山は時間切れ・千古温泉でまったり

アウェイ遠征に絡めて(負けた時の保険も兼ねて)目的を分散させるため四阿山(あづまやま)に挑みました。初見では多分読めません。百名山の中でも地味な感じの山です。山頂部のガスが取れないであろうと判断したこと、温泉に浸かりたかったこと、キックオ…

山小屋妄想(3)瑞牆山 富士見平小屋

富士見平小屋は奇岩で有名な瑞牆山に至る登山道の途中にあります。 登山口の瑞牆山荘から30分程度で尾根に出る(1,722m)のですが(上記地図で❌の所)、そこからみた瑞牆山は絶景!! さらにその絶景ポイントから20分程度で富士見平小屋(1,810m)に到着しま…

山小屋妄想(2)地蔵ヶ岳 鳳凰小屋

鳳凰小屋は鳳凰三山の一つ、地蔵ヶ岳の直下にあり、急流で知られるドンドコ沢の最上流部(標高2,380m付近)に位置します。 フォッサマグナ上にある青木鉱泉が登山道の起点となっています。 そんな沢沿いに建つ鳳凰小屋、何故、そこにある?まず、平らなとこ…

山小屋妄想⑴甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

山登りの楽しみを広げてくれる山小屋ですが、何故そこに建っているのか、妄想したいと思います。まずは、甲斐駒ヶ岳の七丈小屋です。 七丈小屋は黒戸尾根に位置する山小屋です。標高2,350m付近に建っています。黒戸尾根は、1816年、弱冠21歳の小尾権三郎(享…

雪、温泉、浅間山 その2

トーミの頭から見下ろしたところ。 雄大な景色を堪能し下山します。中コースはスキー場の林間初心者コースの雰囲気でどんどん下ることができます。 ピンクテープも5mごとに付けられた、関東民対応の過保護仕様で抜かりなしです。 神社で無事に戻ってこれたこ…

雪、火山、浅間山 その1

ガトーショコラを見るべく残雪の浅間山を見てきました。植生に覆われていない山肌と、山肌が真白になるほど雪が積もらないという、落ち着いて考えると神業の巡り合わせで実現した現象です。高峰高原ホテルから出発。この時点で標高2,000m。表コース→トーミの…

花崗岩、南アルプス その2

岩場に咲くタカネビランジ。 地蔵仏とデカすぎる甲斐駒ケ岳。 遠くに富士山。 デカすぎる北岳。 沸き立つ雲。

沢、花崗岩、南アルプス その1

1日目:青木鉱泉〜ドンドコ沢〜鳳凰小屋(5.5時間) 2日目:鳳凰小屋〜地蔵岳〜観音岳〜薬師岳〜夜叉神峠(9時間)ドンドコ沢に沿って滝のオンパレード。 左上:南精進ヶ滝(落差40m) 右:五色滝(落差50m) 左下:白糸滝(落差50m) 鳳凰小屋 夕食はカレー…

火山、高山植物、湿原、温泉

朝日岳からみた、茶臼岳 出会えた花たち 清水平では、モウセンゴケ 鹿の湯、最高。

日帰り登山、温泉など@六日町

最寄り駅の五日町駅から、徒歩30分。六万騎山へ向かう。魚野川は雪解け水を集め、とうとうと流れていました。 登山口からカタクリの出迎え。舗装道路のすぐ近くに群落。これは、凄い。 イワウチワというらしい、春の訪れを告げる花。 安定のカタクリ。 割と…

火山と湿原の宝石箱 八甲田山 その2

木道を進んで行くと、開けたところに出た。 仙人岱という名の、元々、湿原だったところです。 素晴らしい!! 湧き水の水汲み場のベンチで休憩。 夏の終わりを告げる花も咲いてます。 踏み固められ、水みちができると、乾燥化が進み、湿原が破壊される事がよ…

火山と湿原の宝石箱 八甲田山 その1

八甲田山に行ってきました。 青森市内から90分で、充実の山旅を堪能することができました。 酸ヶ湯温泉を起点に、反時計回りで周回する作戦。 登山開始は、八甲田が御神体のようにみえる鳥居をくぐることから始まります。 暫くすると、硫化水素の香りととも…

草津白根山の噴火口の確認

草津白根山が噴火したのですが、昨年の9月に訪れた場所であったため、気になっていました。 衛星写真から推定した噴火口と登山道を重ね合わせてみたところ、両者の間は200m程度しか離れていないことが分かりました。 紫:登山道 赤:噴火口 An eruption occu…

思うようにいかないこともある その4

帰りのロープウェイ乗り場に向かう途中、レスキューシートに包まって、登山道脇で横になった小学生の男の子が、救護関係者に取り囲まれていました。 標高2,600mまで短時間で到達してしまうため、高山病を発症する人がいるようです。顔色も良くなり、だんだん…

思うようにいかないこともある その3

翌日は、駒ヶ根からバス、ロープウェイで木曽駒ヶ岳の千畳敷へ。残念ながら稜線付近は、ガスと強風で、視界ゼロ。 山頂は諦めて、足元にある花に注目します。ハクサンイチゲ コイワカガミ 白、黄、ピンクの花畑。晴れてないのが残念。 コケモモ 花は、まだま…

折れた心が復活 吾妻山縦走 その2

吾妻山には所々湿原があります。また、雪解けが遅いところには、高山植物がみられます。 これチングルマ。8年ぶり位。 北海道だと世話なくみれたのだが。。。 所々にみられる湿原ですが、残念ながら傷み具合が酷いです。人為的回復を試みているのですが、そ…

心が折れる吾妻山縦走 その1

仕事:現状把握:温泉=1:8:1な感じで、福島市〜米沢市に位置する吾妻山を、かなり久しぶりの無人小屋1泊で縦走してきました。 11:30 浄土平出発 一切経山への登り途中からみた釜沼 13:00 一切経山 一切経山からみた五色沼 家形山からみた五色沼 絶望…

あ〜だったら、安達太良なんかどうですか その3

温泉に浸かってから、2時間ばかし歩くことになるのが残念ポイント(´・_・`) 新鮮な滑り跡の付いた巨大な石を左に見つつトラバース。 ショウジョウバカマが結構咲いてたりして(´∀`*) 旧道と馬車道の分岐で旧道を選んだばっかりに、ぬかるみに足をとられ派手に…

あ〜だったら、安達太良なんかどうですか その2

火口の南の縁の道を、こちらに向かって歩いてる人達。 裏磐梯から来たのでしょうか。 噴火や火山ガスの影響を受けて荒地となった土地に、過酷な場所でも生息できる植物が下地となり(写真の黒色)、新たな植物が根付いていく(写真の緑色)。こんな植物の営…

あ〜だったら、安達太良なんかどうですか その1

福島県にある安達太良山に行ってきました。 早起きした甲斐がありました。 奥岳→ロープウェイ→安達太良山→くろがね小屋→奥岳 のよく使われるコースを辿りました。 雪道(今年は残雪が多いらしく、コースの半分は雪でした。ただし、アイゼン不要かと。) ドリ…

尾瀬に行ってきたゼヨ その8

森と湿原のリズムの果てに、尾瀬沼にたどり着きます。 尾瀬沼は1,660mに位置していて、尾瀬ヶ原の1,400mと比較すると260mほど高いです。 沼を右回りに進みます。 針葉樹の森を進みます。ブナは見られません。 大江湿原に着きました。朝は晴れてたのですが、…

尾瀬に行ってきたゼヨ その7

尾瀬の西にそびえる至仏山と変化に富んだ湿原の植生の対比が素敵です。 尾瀬の渋谷、見晴らしです。宿泊施設がかたまっていて、文明を感じます。 ここから、尾瀬沼への山道が始まります(ほぼ木道ですが)。 予想外のブナの森を進みます。 そして、予想以上…

尾瀬に行ってきたゼヨ その6

本日の宿泊場所、東電小屋が見えてきました。 湿原を見渡せる高台に建っています。 尾瀬のオーバーユースを食い止めるために、宿泊者数には定員制を設けています。一方、風呂に入れるというサービスレベルの高さ(石鹸などの使用は禁止)。 風呂に入って、昼…

尾瀬に行ってきたゼヨ その5

一休みの花タイム。 今年の尾瀬は季節の進みがかなり早いとのことです。 雪が極めて少なかったことが、理由の一つのようです。 鳩待峠から山の鼻に至る下り道沿いで発見。 ギンリョウソウ。腐生植物。花の奥の濃い青が不思議。 コバギボウシ。 ネジバナ。初…

尾瀬に行ってきたゼヨ その4

尾瀬の自然観察に関するキーワード。 拠水林 ケルミ シュレンケ 池塘 蛇紋岩 ミズバショウ ニッコウキスゲ 拠水林入り口。湿原内を流れる川が運ぶ土砂の上に育った、川に沿った林。進んで行くと川があるはず。 綺麗な水が流れてます。 拠水林出口。木々の向…

尾瀬に行ってきたゼヨ その3

人の混み具合など。山の鼻のテン場。人が多い→カラフルテント。 木道は2本。人が多いとベルトコンベヤーの如く前に進むしかありません。 たくさんの荷物を運ぶ歩荷さん。 牛首分岐を過ぎると大分人が減って、周りの景色や花々を落ち着いて観る事ができます。…

尾瀬に行ってきたゼヨ その2

尾瀬湿原、尾瀬沼へは、群馬県、福島県、新潟県のベース基地から訪れることができます。利用者数の多いベース基地は、鳩待峠、大清水、沼山峠です。 2015年の調査結果によると、尾瀬への入山者数は32.6万人で、鳩待峠からの入山者数は19.5万人(60%)、沼山…

尾瀬に行ってきたゼヨ その1

ずっと行きたいと思っていた尾瀬に行ってきました。 コースは以下の通り。 鳩待峠IN→東電小屋(泊)→尾瀬沼→大清水OUT 尾瀬沼で雨に降られたものの、基本的に晴れベース。 尾瀬の良さをいろいろ発見することができました。 歩行数(我ながらよく歩いたモノだ…

梅雨の晴れ間の谷川岳 その6

肩の小屋。ここからの眺めは最高。夕陽とか凄そうだ。 足元に膨大なブナの実が落ちていました。ということは、見上げた木木はブナの木。昨秋はブナの実が豊作だったようだ。これが熊の出没が多発していることと関係する。。。 下山後は、湯檜曽温泉でこの日…

梅雨の晴れ間の谷川岳 その5

オキの耳とトマの耳が並ぶ稜線からの断崖絶壁。 ジョウエツキバナコマノツメ。 イクラ。虫こぶ。 シラネアオイ。