滝を見るためにかなり下ったようで、尾根に出るために急坂を登ります。
ちょうど御嶽神社の真下に出てきました。
【公式サイト】武蔵御嶽神社
盗難除け・魔除けの神「大口真神」は江戸の昔から「おいぬ様」として親しまれ、広く信仰されてきました。現在も変わらず厚い信仰をいただいております。
近頃では、おいぬ様にちなんで、ワンちゃん達の来山が非常に増えてきています。お山が賑わうことは大変有難いことです。この「おいぬ様」は、実は《犬》ではなく、《日本狼》です。今は絶滅したと言われていますが、御岳山にも一昔前までは、狼たちと共存して生活していました。狼は怖い存在で有りながら、畑を荒らす害獣を食べてくれる有難い存在でもありました。「おいぬ様」=日本狼ですが、狼が守り神となった由来が日本書紀に現れますが、御岳山では次のように伝えられています。
『日本武尊が東征の際、この御岳山から西北に進もうとされたとき、深山の邪神が大きな白鹿と化して道を塞いだ。尊は山蒜(やまびる)で大鹿を退治したが、そのとき山谷鳴動して雲霧が発生し、道に迷われてしまう。そこへ、忽然と白狼が現れ、西北へ尊の軍を導いた。尊は白狼に、大口真神としてこの御岳山に留まり、すべての魔物を退治せよと仰せられた。』
遠くにスカイツリーが見えました。
御嶽神社の明かりが山の上に灯っていました。