大きな岩が積みあがった斜面を手を使って登りながら、ようやく頂上に着きました。
頂上には五丈岩という大きな岩が鎮座しています。
1丈=3mらしいので、5丈=15mくらいでしょうか。
手前にある鳥居が人の背丈よりやや大きいくらいですので、岩の巨大さが分かると思います。
この五丈岩は花崗岩で、金峰山の15kmほど南に位置する金櫻神社の御神体です。
金峰山でみられる花崗岩と同様の岩は、甲府盆地北西側の甲斐駒ヶ岳−鳳凰三山、紀伊半島の熊野、四国の室戸と足摺・宮崎県の大崩(おおくえ)山、市房山、大隈半島、屋久島、甑(こしき) 島に分布しているようです。
五丈岩を背にすると、金峰山小屋が見えました。本日の宿です。
森林限界の点線上に建っているようです。
ハイマツの生えるゴツゴツ岩の斜面を下っていきます。
鳥綱スズメ目カラス科の鳥。全長約35センチメートル。ユーラシア中部の高山と北部の針葉樹林に生息し、日本でも四国、本州、北海道に分布する。全体にチョコレート色で多数の小白斑(はくはん)が散在し、下尾筒と尾端が白い。主食は針葉樹の種子で、秋に蓄えて冬から早春に利用する。春夏には昆虫なども食べる。北アメリカ西部に近縁のハイイロホシガラスN. columbianaがある。