森林限界を超えてきた 金峰山縦走 その3


金峰山は、秩父の最も西に位置し、山梨と長野の境付近にあります。
地図ではココらへん。

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金峰山の南西にある韮崎駅からバスに乗って登山口の瑞牆山荘に向かいます。
瑞牆山荘の標高は1,520mですので、金峰山(2,599m)までの標高差は、約1,000mです。


関東付近の森林分布は次のようになっています。


金峰山瑞牆山荘から登った場合、こんな感じ。

  • (1)落葉広葉樹林(ブナ、ミズナラ)・・・わずかな間
  • (2)常葉針葉樹林(コメツガ、シラビソ)・・・大部分ココ
  • (3)森林限界(ハイマツ)・・・頂上付近ココ


(1)落葉広葉樹林(ブナ、ミズナラ
元牧場であった里宮平を通ります。
ミズナラ、シラカバの森です。
ブナよりも陽樹的な性格のミズナラの方がこの地に適しているようです。
シラカバは、牧場のような樹木が無くなった場所に、真っ先に生える陽樹です。シラカバが生えているところは、その場所では、何らかの原因で樹木が無くなったことがあるということを伝えるサインです。
原因としては、開拓、山火事、強風による倒木などでしょうか。


清清しい感じで、傾斜も緩く、散歩気分で歩くことが出来ます。


 気持ちよいねぇ。
 
   ミズナラの森(山梨の森林100選らしい)
   
     水場を過ぎると。。。
     
       富士見平小屋に到着です。