ファジアーノ岡山 沖田神社 その②(清々しいほど跡形のない三蟠鉄道)

偶然、「となみ」と書かれた駅の看板が目に止まりました。写真撮り損ねたので、GoogleMapから拝借。

どうやら、かつて鉄道がこの辺を走っていたらしい。三蟠(さんばん)鉄道という。目指すは三蟠鉄道の起点、旧三蟠港。

旧三蟠港についても先のブログが詳しいです。
旧三蟠港 - sogensyookuのブログ

まずは地図にて場所の確認。旭川の左岸に沿って線路が敷かれてます。1910年の宇野港の開港(=宇高連絡船運行開始)によって岡山外港の地位を奪われたことによる地域衰退に抗うために、1915年に建設された鉄道だったのですが、わずか16年後(=1931年)に廃止されてしまいました。遺構は市街化によって破壊され、往時を偲ばせるものは殆ど残っていません。今では駅のあった場所に看板を立てたりしてるようです。

沖田神社に向かうための駅(みやみちえき)も設けられてます。神社まではかなり遠いけど。。

岡山市の三蟠鉄道の歴史を後世に/始発駅跡地で記念碑の除幕式【岡山市】 | 岡山・香川のニュース|TSCテレビせとうち

今の三蟠港は漁船の船溜りになってました。対岸には工場群です。

堤防嵩上げのため、旧三蟠港は地面の下に埋まってしまってます😢

三蟠駅の駅舎らしいです。資料館も兼ねているとのことですが、もう全てがヨレヨレになってました😢

三蟠鉄道の始発駅跡地の記念碑です。

猫が沢山いました。
余りにも何も残ってないので、遺産として盛り上げるのも限界があるかなと思わざるを得ませんませでした。残念。
もしかすると、相似的に、広島市の宇品港みたくなったかもしれないが、児島半島の向こうに港(宇野港)が出来てしまうとは。地政学は面白い。