駅からハイキング 新小平駅→熱中症、ダメ!

このあたりは水が乏しく、人が生活するには適さない場所でしたが、羽村から江戸まで、多摩川の水を運んだ玉川上水の開通(承応3年、1654年)がきっかけで開拓の条件が整いました。玉川上水から用水を引き、生活用水とすることで、江戸の近郊農村として開発が進みました。 青梅街道などの主要な街道を中心に、整然と計画された短冊型の地割の様子は、今もうかがうことができます。

水に乏しいはずの地域ですが、新小平駅は地下水により水没したことがあるようです。

そんな新小平駅がスタート駅となる今回のコースは、「ブルーベリー発祥の地を巡る」です。ということで、いきなりブルーベリー狩り@青木園。

実の熟し具合はバラバラですが、青黒く色付いたのが甘くていい感じです。木の上の方に青黒い実が多かったので背が高い方が有利かもしれません。
実を入れる容器の大きさに応じて値段が設定されてます。500円からですが、甘くて大き目の実をゲットすれば、巷で買うのよりお得になると思います。

次に向かうは、「たから道」と呼ばれる昔の裏道。青梅街道から一本南に入ると大きな木を持つお寺。

↓が、たから道。かつては短冊状に区切られていた土地を分断する感じに道がつけられてます。細長い農地になっているところもありますが、遺産相続のため、青梅街道から遠い部分から売却していく方が多いらしいです。

小川用水です。

青梅街道で、熊野宮の参道入り口にいきなり現れる鳥居です。

青梅街道の目印になっていた「一本榎」の三代目です。

近づくと木の大きさがよく分かります。
FC東京の絵馬が飾ってありました。

最後に小平市鈴木遺跡資料館に行って、暑さのためリタイア。バスで小平駅に戻りました。
鈴木遺跡は、日本の後期旧石器時代の代表的な遺跡です。水の乏しい地域ですが、石神井川の源頭に位置する地の利により長らく人が住処とした場所なのでした(最初の図の右で標高の低い青色に近いところが遺跡の範囲)。