清水エスパルス 魚町稲荷神社

清水エスパルスがシーズン前に必勝祈願を行うのは魚町稲荷神社です。

今でこそ清水駅から離れたところに位置するものの、東海道の宿場町、江尻宿の中でも道が折れ曲がる角という一等地に位置していました(左地図の薄いピンクが東海道)。

清水駅の旧名(江尻駅)、新清水駅の旧名(江尻新道駅)に「江尻」が用いられていたことから、当地を代表する地名であることが分かります。必勝祈願を行う神社として分かりやすい理由と思います。

静岡鉄道の新清水駅。この路線は静岡市から清水に茶葉を運び、港から輸出するために1907年に設けられた鉄道とのこと。

魚町稲荷神社に向かい道は一方通行になっていて商店街になってます。(さびれ気味ではあるが)

神社の敷地はそれほど大きくはありませんが、公園が隣接していて、公園を含めると広いです。

これは、巨大サッカーボールではないか!このブログがよい↓
サッカー神社(静岡県魚町稲荷神社):毎日が正月日和

地図をみると、二の丸町という地名が目に止まった。今は小学校になっているが、どうやら江尻城があったらしい。この門、本丸門。

巴川。おそらく、清水にとって母なる川と思われる。
巴川水系の歴史|しずおか河川ナビゲーション

勾配が緩やかでゆったりした流れの巴川は、近世まで河口港の条件が整っていました。戦国時代には、現在の稚児橋(2.7k)から清水江尻小学校付近(3.0k付近)は江尻湊と称され、今川義元をはじめとする今川氏の湊として海陸交通の要所でした。現在に残る江尻、入江の地名は、入り江の奥まった尻にあたるという意味で、当時の地形が想像できます。