愛媛FC 2023年 J3第35節(H)今治(伊予決戦)→ J3優勝目指すならひたむきに戦え

SC相模原戦)試合後の(FC今治 工藤)監督コメント

ーー次の試合は伊予決戦です。いろんなものが決まる試合になる可能性が高いですが、そのことに対する思いを聞かせて下さい。

伊予決戦に関しては、今の順位や我々の置かれてる立場には関係なく負けられない戦いになります。ライバルチームですし、愛媛FCさんがそのままJ2にいけば、我々もついていかないと、J2でも戦えない。そういう意味でも次の試合は絶対に勝たないといけないと僕自身思っています。多分、選手たちもそう思っていると思います。今日の試合は、もっと闘わないといけなかったですが、それを結果としても示せなかったです。次の伊予決戦を含めて残り4試合、伊予決戦が我々が目指す姿を示すきっかけにしたいです。1週間いい準備をしたいと思います。

――工藤監督にとって、指揮官として初めての伊予決戦となります。その試合での負けが愛媛にとっての昇格という可能性がある。そうさせたくない思いはもちろん強いと思うのですが、そのあたりはいかがでしょうか。

愛媛FCさんは次勝てば昇格の可能性があるということですね。もちろん愛媛県に住んでる者としては愛媛FCさんの昇格は喜ばしいことなんですけど、我々の目の前でそれを見せられるのは絶対避けないといけないと思います。
数年前に我々のホーム最終戦で相模原さんが昇格を決めたことがありました。あのシーンを見た時に、次は我々が昇格するという思いがそのとき芽生えました。
相手チームが昇格する瞬間を「見たくはない」です。我々は勝つことだけを考えてやりたいと思います。

データ的には、鹿児島同様、今治が愛媛を上回っているものも多いです。ホームの雰囲気を味方につけ、勢いある愛媛が今治を押し切れるかがポイントになりそうです。

愛媛FC クラブ フィロソフィー ブックより

粘り強く最後の1秒まで戦い抜く姿勢と人とボールがつながる技術と賢さを駆使したプレーで観ている人々に感動と心躍る瞬間を与えていきます。

今治、強かった。
いろいろな意味で弱小な愛媛県ではあるものの、県内のチーム同士の試合で、1万人超の集客を果たし、かつ、レベルの高い内容のサッカーを行う事ができるのは、なかなか素晴らしいことではないかと思う。
ロスタイム終了近くになってからのチャント(漢(おとこ)なら)はスタジアムに響き渡り、まるで映画を見ているかのような錯覚を覚えた。

テッペンとるのはいい事やね。


愛媛FC戦)試合後の(FC今治 工藤)監督コメント

試合後の監督コメントーー試合の総括をお願いします。

まず初めに、愛媛FCの皆さんJ3優勝おめでとうございます。もちろん今日負けたことは悔しいですが、J2で頑張ってほしいと思います。まだ我々もまだ可能性は残ってるので、その可能性に賭けて戦っていきます。
今日の試合は、前半いい形で展開できていました。しかし、その流れの中でゴールを生むことができず、後半の早い時間帯に失点しました。今シーズン我々は逆転勝ちがない中で、試される展開となりました。メンバー交代で流れを掴みたかったですが、思っていた以上の勢いがありませんでした。

ーーお疲れ様でした。実際、愛媛FCと対戦してみて、J2昇格するチームとの差をどの点で感じましたでしょうか?

前半、我々のペースで多くのチャンスがありました。その時間帯を無失点で押さえることのできるチームは、昇格するチームの強さでもあると思います。我々は流れが良くても逆に失点してしまうところが、今、昇格圏内に入れないところだと思います。その差は、小さいことかもしれませんが、大きな差です。

ーー今日、楠美選手が久しぶりに先発で出場し、かなりチームを支えていたんじゃないかと思います。

試合だけではなく、トレーニングの中でもパフォーマンスは良かったです。また、チームに与える影響、伊予決戦の重要性を1番分かっている選手です。
今日試合に出場した理由は、彼のパフォーマンスが良かったことが1番です。

ーー逆転していくパワーを作っていくために何が必要ですか?

チャンスは作っています。しかし、得点に繋がっていない試合が多くあります。
メンタル的なところは大きくあると思います。メンタルだけで解決することは違いますが、交代した選手が得点を奪えば勢いはつきます。セットプレーでのゴールは流れを変えると思っています。
そういった部分で今シーズン、セットプレーでの得点、交代選手の得点を奪えていないところが、今の状況になっています。
パワーを我々で作り出していければ、状況はいい方向に変化していきます。

適切な努力を重ねても全ての人が報われることはないですが、たまに報われる時があって、稀にこんなに素晴らしい報われ方をすることを目撃できたことは、これからも努力を重ねる動機になるのではと思います。

こんな劇的なことが起きてるのに、大街道では微塵も知る由がないのが悲しいですね。
水族館の代わりに街中スタジアム、はよ〜。

↑マイ グッとポイントは次かなぁ。

22:20付近
松田選手のゴールを確認した茂木選手がガッツポーズするところ

27:30付近
ファールを受けてボールを死守した木村選手がグラウンドを叩くところ

33:22付近
青野さんが選手を労うところ
「よう頑張ってくれた、お前ら」

どん底からみんな「よくやった。」