愛媛FC 2022年 第8節 鳥取(A)


コロナ感染に伴い延期になっていた試合。愛媛が苦手な琉球、鹿児島を率いていた金監督のチーム。鳥取のやりたいことと出来ることが噛み合わないうちに2点取れたのが良かった。後半の後半は鳥取ペースになったが追いつかれず勝利。小原選手は上手い。

石丸清隆 監督
僕たちは天皇杯がなかったので1週間半ぶりのゲームでコンディションを合わすのが難しかったけど、平日のナイトゲームにもかかわらずサポーターも来てくれたので、なんとか勝利を届けようと選手を送り出した。なんとか勝つことができてホッとしています。ゲームの内容的に言えば、前半で仕留めなければいけないゲーム展開だと思います。自分たちのミスでカウンターは何本かありましたけど、もう少し自分たちからミスを見つけてアクションを起こせば崩せるシーンはかなりあった。鳥取さんがディフェンスラインの背後のコントロールがあまり上手く行っていないと予想していたので、そこを上手く突いて1点目が取れたことは狙い通りだったと思います。だけど先に点を取りましたけど、全体的には自分たちからゲームを難しくしてしまったなと。そこはクオリティや交代のところも含めてだったけど、チームとしてはもう1点取りにいかなければいけないような展開と内容だったと思います。ただ、自分たちから強度がかなり低くなってしまったなと。最後は相手のパワープレーに対して3バックに変えてなんとか逃げ切れたけど、本当はこういうゲーム展開にはしたくなかった。それでも勝ち点3を持って帰るためには仕方なかったとも思います。いまは勝ちながら自分たちを積み上げていくことが大事なので、そこはなんとかクリアできたかなと思っています。

−−最後、押し込まれる展開に持ち込ませないためにすべきことは?
若干相手が前にかかってくるけど、交代した選手ももっと強度を高くプレーしていかないと。急に受け身になる守備体形になってしまい、どんどんリアクションになってしまったことは反省材料。それが本当に行けない状況なのか守備を理解していないかはもう少し検証して見なければいけない。押し込まれながらも急所を抑えておけば良かったけど、バイタルのところでも前を向かれるシーンがどんどん増えてきた。なので3バックにして対応しようかなと思ったし、それが1番の得策でハッキリしたメッセージにもなったと思う。ただ、本当は後半に交代選手が入ったあとももう1点取るくらいのメンタリティをつけていかないと優勝というのはちょっと厳しくなる。これを成長への良い糧にしてもらいたいと思う。

金 鍾成 監督
(試合を振り返って)
守備の整理で行くところ・行かないところをしっかり作りながらどういう風にいつもの攻撃を仕掛けるかというところがテーマではあったのですが、やはりそんな簡単なものではなく守備の意識を与えると攻撃の勢いがなくなるという戦い方に前半はなってしまったなと思います。2点目失点した後にゲームが動き始めて、その中で残りの0-2のゲームを見ると崩しながらでも今年新加入したDF4枚が粘っていました。そのような面で見ると、彼らにとってはいいゲームになったのかなと思います。勢いや力を出して負けたとなると、シーズンを始まってからずっと同じようなことを言っていますが、足りないものが我々にまだまだあるということなので、この状況からまた明日から何をしていくのか数字的に引き分ける・勝てる可能性があるゲームにしなければ勝ちはないのかなと感じました。