國學院大學博物館で開催されている企画展「ジパングへの途-西洋古地図に描かれた極東像-」を見てきました。
http://www.kokugakuin.ac.jp/event/ken06_261115kikakuten.html
日本は世界の歴史の中でこんな感じに描かれてきたようです。
★マルコ・ポーロが1271〜1295年にアジアに滞在。「東方見聞録」を記す。「多島海に浮かぶ黄金郷ジパング」が伝えられる。
■1375年(カタラン・アトラス;7,548島あり、金、銀、香辛料、高価な石が手に入る)
■1459年(フラ・マウロ世界図;南が上のイスラム系世界図と類似、"cimpagu島")
■1522年(ヴァルトゼーミュラー インドシナ半島と大韃靼図;大韃とはモンゴルに住む遊牧民族の古い呼び名のひとつ、"ZINPANGRI")
★フランシスコザビエルが日本にやってきた。
■1550年(ミュンスター世界図;"Zipangri")
■1554年(ローポ・オーメン図;ジパングと日本が別に描かれている)
■1570年(オルテリウス 東インド図;この島をヴェネツィアのマルコ・ポーロはZipamgriと呼ぶ。"IAPAN")
■1571年(ドゥラード アジア沿岸図;"IAPAM")
■1589年(オルテリウス 太平洋図;"Iapan ins.")
■1606年(ホンディウス 中国図)
フランシスコザビエルはろくな地図も無いのによく日本にやってこれたことがわかります。まさしく命懸け。
西洋から見た日本と日本から見た世界(アジア)が並行にみれるともっと面白いと思う。