氷河期の生き残り 23区近郊のカタクリ巡り その1


↑この本によると、関東地方でもカタクリが群生している場所があり、それは、寒冷な氷河期から生き延びてきた「生きた化石」だとのこと。


そもそもカタクリは涼しい気候を好む北方系の植物らしい。
北海道旭川でもカタクリを見てる
う〜む。ブナと何か似ている。
高尾山のブナも寒い時代の生き残り


どうやら、2万年ほど前の氷河期の関東地方は今の北海道十勝地方と同じくらいの寒さだったと推測され、カタクリも太平洋側の地方や西日本にまで南下したらしい。
ただ、1万年ほど前に氷河期が終了すると、太平洋側の気候はカタクリにとっては暖かくなりすぎたのこと。


カタクリにとって生き延びる方策は3通りあったのです。

  1. 北方への移動
  2. 高地への移動
  3. 低地でも涼しいところへの移動

低地でも涼しいところへ移動したカタクリの子孫が23区近郊でみられるカタクリです。


本の中で紹介されているカタクリ群生地、埼玉県新座市の妙音沢に行ってみた。


黒目川沿いの桜並木が美しい。しかし、妙音沢は対岸にあったため信号まで引き返すことに。。。


沢の入り口には立て看板がありました。
1〜2mほどの幅の沢の左岸に整備された高架木道。何か楽しそうだ。