氷河期の生き残り 23区近郊のカタクリ巡り その2


しばらく木道を歩くのですが、鳥の鳴き声のうるさいこと。
背の高い木の上の方で、ピーチクパーチク鳴いています。

木道の突き当たりからは、湧水の染み出る地層をみることが出来ます。

専門用語を使うと「段丘崖下部」からの「湧水」というそうです。
水の染み込みにくい「泥層」の上部に沿って水が湧き出ている状態らしいです。
★★★★★
23区近郊でみられるカタクリは、低地でも涼しいところへ移動するという戦略を取った個体の生き残りです。
東京付近でカタクリが生育するための条件として、次の3点が必要条件であると考えられています。

  1. 雑木林の林床であること。
  2. 北斜面であること。
  3. 土壌が常に地下水で湿っているような場所であること。

妙音沢では、1と3は確実にOK。2は場所によりけりなのですが、カタクリが咲いていないか目を凝らしてみると。。。


なんか、紫色っぽい花を発見。

木道を戻る途中にも、カタクリだ!!


関東の真ん中でカタクリと御対面できるとは。。。
別の木道を歩くことにしてみた。