漢字

ベトナムは漢字の影響を受けた国の一つです。ベトナム語の単語の中には漢字から生まれたものがあります。韓国語の単語も漢字から生まれたものが多いです。日本語はもちろん漢字を用いた言語です。

  • 韓国語:漢字→ハングル(15世紀)
  • 日本語:漢字→平仮名・片仮名(10世紀)・漢字
  • ベトナム語:漢字→チューノム(11世紀)→クオック・グー(20世紀)

母国語の特性と漢字との相性、植民地支配といったフルイにかけられて、これら三国における漢字の扱いがそれぞれ違った結果になったことは興味深いことです。
ベトナムはフランスの影響を受けたため、アルファベットで自国語を表記しています。中国語でいえばピンインで表記しているのと同じ感じです。とても分かりづらいです。
日本語の通じないところへ行くと、漢字は多くの情報を包含した文字であるということに気づかされます。国が異なるのに漢字で意思疎通ができるということはとても凄いことだと思います。