今回、気象予報士試験に合格できたのですが、今にして思うことを書きたいと思います。
気象予報士試験は、マークシート(一般・専門)と実技(1・2)に分かれていて、すべての科目で合格基準を上回る必要があります。マークシートの対策は、過去問を何度もやって、一般気象学にしつこいくらい書き込みをすればいずれ受かるようになると思います(受かるようになりました)。実技試験は、「とりあえず70点を勝ち取る」ことを目標にするべきです。第27回の実技試験の配点と設問数を整理してみました。
■実技1
- 配点1点:穴埋×(10+5+5)=20
- 配点2点:なし=0
- 配点3点:地点選択×(1)=3
- 配点4点:穴埋2個セット×(1)=8
- 配点5点:記述2個セット×(1)=10
- 配点6点:記述×(1)=6
- 配点7点:作図×(2)+記述×(1)=21
- 配点8点:作図×(1)+穴埋と記述セット×(1)+記述×(2)=32
■実技2
- 配点1点:穴埋×(5+10+8)=23
- 配点2点:穴埋×(2+1+3)=12
- 配点3点:地点選択×(2)+記述+穴埋=12
- 配点4点:記述×(2)=8
- 配点5点:記述×(1+1)+穴埋×(1)=15
- 配点6点:なし=0
- 配点7点:記述×(2)=14
- 配点8点:記述×(2)=16
★今思う70点を勝ち取る方法
【準備編】
- エマグラムに苦手意識をもたない・・・湿数、相当温位、温位、混合比アレルギーを克服する。これができれば差がつく。
- 天気図の記号を馬鹿にしない・・・穴埋で聞かれることが非常に多い。
- 雲の種類は覚える・・・穴埋で聞かれることが非常に多い。
【受験中編】
- 穴埋は落とさない・・・本番ではケアレスミスが多発するので慎重に。
- 記述問題では質問の主語を解答の主語にする・・・主語はキーワードであり、全部出来なくても1つ2点は稼げる。
- 分からない問題はとりあえずとばす・・・設問の最後に穴埋があることが多いし、種明かしがあることも多い。
- 前線解析のキンクは気にしない・・・こういうマニアックなことは気にしない。
- 等値線は色鉛筆を使う・・・値を適当に区分して色分けする。機械的に作業できる。時間短縮。
【最近の傾向】
予報士を目指している人が見ている可能性は小さいと思いますが、参考になればと思います。