愛媛FC 2022年 第4節 横浜(A)

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(前半視聴終了)
愛媛は無駄にわちゃわちゃしてるが、J3の感覚に慣れる為に必要な行為な気がする。三原-茂木のラインが良い感じだった。

(後半視聴終了)
PA間近までの持ち運びは横浜の方が優っていて、決定力の無さにより失点せずに済んだ。愛媛は球際への寄せは強いものがあったが、シュートシーンは少なかった。

強さの感じ
富山>いわき>岐阜=愛媛=横浜

石丸清隆 監督
前節の負け方を鑑み、もう一度自分たちを見つめ直そうと思った。選手選考も難しい状況だが、最低限戦う姿を見せるのが仕事じゃないかということを選手と話し合って、そういう部分を前面に出していこうという中で挑んだゲームだった。不細工でも良いから何としてでも勝ち点3を取るということをやろうと。キレイではなかったけど、そういった部分は表現して勝ち点を取ってくれた。チームとしてはやっとスタートが切れたかなといった状況。システムを変えたり、選手がいない中なので自分たちの狙いのサッカーはできなかったけど、勝ちながら前進していくことが大事。今日は内容云々よりも勝ち点3を取ってちょっとずつでも前に進みたかった。一歩でもなく半歩かもしれないけど、前進していくことが大事だと思った。選手たちは良く戦ってくれた。これを1試合だけじゃなく、ベースとしてやっていかなくてはいけない。見ている側からすればまだ強度が足らないと思うかもしれないけど、選手たちが変化してくれたことは事実。これを評価して、いろんな部分を修正しながら準備してやっていきたい。

−−これまで練習でもやってこなかったシステムを今節採用した狙いは?
正直に言えば前線の選手がいないという現状があったから。本来なら攻撃的な選手を4人くらい置きたいところだけど、90分間で考えれば最初に4人の攻撃的な選手を使えば交代の選手がいなくなる。(松田)力も今週はトレーニングができていない状況だったし、自分たちがやりたい形が練習でも組めない状況でもあった。もう一つは後ろの選手はまだ人数がいるというのもあった。失点が増えているというのも考えつつやりくりしたという感じ。

−−結果的にミラーゲームになり、今節意識した球際の部分でも良さが出た。
実際のところ、ミラーゲームになるということで選手たちにもその話はした。球際で戦えていなかった部分をミラーゲームにして少しでも出すことができればとも思っていた。戦術云々じゃなくて、本気になればセカンドの拾い合いや球際でも勝ててマイボールの時間が増えるのも選手たちには訴えかけていた。そういった意味でもシステムを同じ形にした意図があった。いままでの3試合よりは戦う部分は表現できたと思っている。


(相模原-松本戦をみて)
相模原の右DFは穴のようだ。背番号4=水本?。レンコン同士、点の取り合いになるかも。

高木琢也監督
--試合を振り返って。

雨の中、駆けつけてくださったサポーターの方々に非常に申し訳なく思います。ゲームの入り方はここ数試合の中では非常に良かったですが、松本さんが我々のスカウティングと比べてどうだったかというと、メンバーは前節から変わっていましたが、ある程度のその形でピッチに立っていたと思います。それが分かっていながら、1失点目もそうですけど、スピードというところで我々がついていけなかったというのは今日のゲームの中で反省点としてあります。
スピードに関しては身体的な部分でもありますので、1対1での勝負は分が悪い。なので、組織的に、または攻撃的にボールを保持していればシュートで終わることが優先されますが、なかなかそこまでいけなかった。
それと、リスタートでの自分たちのミスも含めて、選手一人ひとりの“プラス”と“マイナス”があるとするなら、“マイナス”の部分が非常に大きく出てしまったと思います。逆に松本さんはプラスの部分が非常に出ていて、そこに対応できなかったことが今日の敗因になるのかなと思います。

--松本が4バックではなく、3バックという布陣で臨んできたため戦前の予想と違い戸惑ってしまった場面はありましたか?

それはなかったです。(相手のディフェンスラインが)4枚なのか3枚なのかという点については、昨シーズンの布陣は3バックでしたし、前節は前半だけでしたが3バックもやっていたので準備はしていました。あとは、今日のメンバーが出た瞬間に「3バックだな」と読み取ることができたので、そういう意味の準備で驚きはなかったです。

--今日の試合、ビルドアップの際に引っ掛けられて、カウンターを受けるシーンがいくつかありました。監督は松本がどこを奪いどころにしてきたと感じていましたか?

奪いどころは正直に言って分かりません。ただ後半に関しては、1トップ、2シャドーのようにしながら、1枚をアンカーを見る形にしてきていました。後半に関しては「そういう守り方で来るんだな」と読み取れましたが、前半に関して2の3でずっと動いているだけで、どこの取りどころがというのが見えなかった。ただ、我々が失点し相手に少し余裕があった時は、中盤の3枚が我々の後ろにボールのアプローチをすることを無力化するような形でスペースを埋めてきた。それでも、チャンスは作れていましたがその継続性ができず後半は良くありませんでした。

--相手が5バックで守ってきていた中、ペナルティエリア内への侵入は何度かできていたように思えますが。

例えば4枚と3枚で必ず5の方が相手は自分たちの動きについてこなければいけないシステムなので、空いたスペースを使っていく練習もしていました。何度かボックスへ入っていくところまでは良かったですけど、そこから先は、練習をしなくてはいけないのか、質の問題なのか見ながらチェックしないといけないです。ただその辺りまでは良かったです。

--前線の選手の中では浮田健誠選手だけが唯一全試合にフル出場していて、監督からの期待の大きさを感じますが、彼の評価はいかがですか?

レノファ山口FCにいた過去のゲームの例で言うと、(足を)振れば入るという左足のシュートを彼は持っていますので、それを期待しています。
スピードを生かすような選手ではないのでもう少し相手を引きつけながら起点になれるような仕事をやってほしいと思います。

--1-4という結果を受けて、次に向けて何かを変える必要があるのか。監督はどんなアプローチをされますか?

先ほども言いましたけど、選手一人ひとりの“プラス”と“マイナス”という力で言うと、マイナス点が相当出てしまったゲームになりました。それを組織として変えていきながら、選手たちはそれなりにモノを持っていると思いますので、良いところを抜粋しながら、マイナス点を消せるようなことをやっていきたいなと思います。だから、このままで良いとは全く思いませんし、何か手を打たなければいけないと思っています。