菓匠 清閑院 紫陽花しぐれ

京都の和菓子屋さん、菓匠 清閑院の紫陽花しぐれを頂きました。
今風の和菓子屋を標榜しているようです。

高級そうなパッケージです。

淡い紫がとても美しいです。

魅惑の三層構造です。どんな味がするのでしょうか。



一口頂くと。。。うーむ、よく分かりません。
柑橘系の味がしそうでしない感じ。
味覚はそもそも抽象的なものだと思うのですが、上手く言い表すことが出来ません。
美味しい、不味いの次元では無さそうです。

紫陽花しぐれ×打ち水
道を清め、お客様を歓迎するしるし、打ち水
料亭や茶室の玄関先では、日本が誇る「おもてなし」の心遣いが今もいきています。
現代では、水を地面にまくことで、涼しげに見え、体感温度も低くなることから、街の各所で真夏に涼を呼ぶ打ち水イベントが行われています。そもそも、打ち水は、水が蒸発するときに、熱を周りから奪う「気化熱」という反応によって涼しく感じることができます。
この気化熱の反応で、夏の始まりを感じさせるむっとした暑さを和らげたいものです。庭に打ち水をまき、準備が整ったところで、お客様へのおもてなしも忘れずに。後味さっぱりと、酸味のきいたあんずあんを包んだ「紫陽花しぐれ」は、3層が美しく、紫陽花を映したようなさわやかな紫が印象的です。昔の人たちの知恵を借りて、打ち水で清め、和菓子で涼しげなひとときを味わってみてはいかがでしょうか。


商品にストーリーを持たせて、付加価値をつけ差別化する。
そういった戦略を感じさせる和菓子です。