天才とはこういう人のことをいうんだろうなぁ


サントリー美術館で開催されている「天才陶工 仁阿弥道八」展に行ってきました。
サントリー美術館「天才陶工 仁阿弥道八」展


結論。大満足。


焼き物なんて分からんわ。という人(自分)でも、何か凄いんじゃないかということは分かるのではないでしょうか。


まず、展覧会としての構成が上手い。これも仁阿弥道八の偉大さによるものなのですが。。。


まずは、「写し」とよばれるセクション(悪く言えばパクリ)。しかし、本家をも凌ぐ作品を創りあげる技量は凄い。
次に、人や動物を模った作品。これまた凄い。
次に、御庭焼という、技術の拡散と指導の観点からの展示。これも凄い。
最後に、その技術が現在に引き継がれていること。これも凄い。


他、印象に残ったのは、粘土パートは、粘土が得意な道八さんが担当して、絵付けは絵が得意な別の人が担当するなど、かなり合理的思考の持ち主だったようです。


テレビ東京の「何でも鑑定団」で仁阿弥道八の急須9点が驚きの値段で鑑定されていますが、その下りも解説文の中に組み込まれてます。
仁阿弥道八の急須9点、鑑定結果は如何に!!


かなり盛りだくさんです。見に行く価値は十分あると思います。


気に入ったのは、「銹絵雪竹文手鉢」かな。←覚えられない。。。
銹絵雪笹文手鉢 仁阿弥道八作 文化遺産オンライン