通勤中の話


松屋の前を通り、右に曲がると改札階につながる階段があります。
松屋の前をちょっと過ぎたところで、車椅子に乗った人が何か声を上げていました。
必死そうなのですが、声がかすれていて何を言っているのか聞き取れません。


ただ、バス停の目の前、停車したバス、声を発している方向から考えると、バスに乗りたいようです。
バス前方の降り口のドアが開いたままだったので、「車椅子の人がバスに乗りたいみたいですよ」と運転手に声を掛けました。
運転手は考え事をしていたようで、声をかけると「ハッ」と我に返ったようでした。


通勤中であったので、その後、車椅子の人がバスに乗れたかどうか確認していません。
乗せるところまで手伝った方がよかったのか。
もしかしたら、車椅子の人は別のことを訴えていたのかもしれません。