身を守る

最終的には、自分の身は自分で守るしかありません。
守るためには、現状を把握することが必要です。
知識ゼロですが、被爆量についてまとめてみました。
被爆と症状の関係です。横軸は対数ですので、1の次の目盛りは10です。横軸の単位Sv(シーベルト)は放射線防護の分野で使われる、人体が吸収した放射線の影響度を数値化した単位だそうです。

1年間で許容される被爆量は、100〜200(身体被害なし)50mSvでしょうか。
200mSvとした場合、

  • 1日あたり、200/365=0.5mSv
  • 1時間あたり、200/365/24=0.02mSv

となります。

50mSvとした場合、

  • 1日あたり、50/365=0.14mSv
  • 1時間あたり、50/365/24=0.006mSv=5.7μSv

となります。目安として、今後発表される値が6μSv/hr以下であれば、健康に影響は無いと判断することができそうです。

今回の事故で観測された値は、

  • 3/12 10:30→正門で385.5μSv/hr=0.3855mSv/hr(6μSv/hr以上・・・健康に影響あり)
  • 3/12 15:29→敷地内で1,015μSv/hr=1.015mSv/hr(6μSv/hr以上・・・健康に影響あり)
  • 3/12 18:00→70.5μSv/hr=0.0705mSv/hr(6μSv/hr以上・・・健康に影響あり)

↑は、1時間あたりの被爆量ですので、留まる時間に比例して被爆量は大きくなります。また、外部被爆と内部被爆を比べた場合、外部被爆は除去できるのに対して、内部被爆は体内に留まる時間が大きくなるため、総被爆量は大きくなると考えられます。

1.015mSv/hrの場合、2時間そこに留まる(2.03mSv)と、日本人の自然放射線被爆量(1.5mSv)を上回ることになります。
現場で作業している人は、命懸けです。これに地震の揺れが伴うのですから、非常な困難を伴っていることが推測されます。

また、住民が被爆したとの情報がありますが、3〜10万cpmと伝えられています。cpmからは、単純にSvに変換できません(被爆形態、線源によって桁が変わるようです。↑のグラフでいうと一目盛りズレル)。どれだけの時間被爆して、この数値になったのかが重要で、伝える側もそこを伝える必要があります。ちなみに防除必要とのことですので、そのままにしておくことが望ましくないレベルであること(6μSv/hr以上)が推測されます。

13日15時に、女川で21μSv/h(6μSv/hr以上にあてはまる)が観測されています。このような状態が長期間続くようだと、健康に影響が出ると考えられます。

以上、予備知識が乏しい中、自分なりにまとめたものなので、参考程度に願います。なお、修正箇所がありましたら、自分の勉強のためにも、指摘していただけると幸いです。