直木賞受賞作を読もう計画で、津本陽「深重の海」を読んでいます。
- 作者: 津本陽
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/11/20
- メディア: 文庫
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紀伊半島は南東部、太地湾辺りは古くから鯨取りで栄えた土地柄である。明治11年12月24日、熊野灘の沖に現れた1頭の巨大鯨。小船に乗った数百人の男たちが立ち向かう。これが大遭難、世にいう(背美流れ)の発端となり、慶長年間からの伝統的な捕鯨組織が崩壊しはじめる。明治の激流に呑まれ、滅び行く運命をたどる海人たち。愛と闘いをドラマティックに描いた感動の長編。第79回直木賞受賞作。
骨太の作品です。臨場感あふれる描写でグイグイ引きこまれていきます。
オススメの一冊です。
が、悲しいほどに救いの無い結末に少々落ち込んでしまいます。。。
太地町のHPにも"背美流れ"が紹介されています。
太地町の歴史と文化を探る