放射能の恐ろしさ軽く扱っているのではないか

基準をはるかに超える濃度の放射性物質を含んだ冷却水の海洋への放出と経路不明の漏水。
拡散・希釈されるため影響は少ないとされていますが、生物濃縮の影響はいずれ出ると考えられます。
放射性物質にあてはまるかどうかは分かりませんが、徳山湾を対象にした水銀の調査(1973年)によると生物中の水銀濃度は次のようになっていました(ppmは濃度を表す単位)。

上位捕食者の生物中濃度は、プランクトンの26倍になっています。
クロダイを人が食するとさらなる濃縮が起こることになります。
福島沖は海流がぶつかる潮目にも近いことから、影響の及ぶ生物が広範なものになるのではないかと危惧されます。
なによりも、放射性物質の環境への放出を即刻無くすことが求められます。