ぼったくりか

投資信託を始めるようになって、お金の商品に興味を持つようになりました。某証券会社で販売されている、トルコの利付債券について考えてみました。

  • ポイント
  • 2011年9月満期
  • 信用度最高ランク”AAA”の格付
  • 年率11.10%(税引前、現地通貨ベース)の利金が毎月受け取れる
  • 為替差益を得るチャンスもある

まず、気をつけないといけないのは手数料です。手数料ついては大きい文字では書かれていません。この商品の場合、±2円50銭(±2.5円)かかります。トルコリラが1リラ60円とすると、

  • 円をトルコリラに交換するとき:1リラあたり、60+2.5円=62.5円
  • トルコリラを円に交換するとき:1リラあたり、60-2.5円=57.5円

大したことがないように思えますが・・・。
10,000円では、10,000/62.5=160リラ買うことができます。この160リラで日本円は、160*57.5=9,200円にしかなりません。すなわち、何もしなくても通貨を交換するだけで、10,000円に対して10,000-9,200=800円が手数料として取られるのです。800/10000=8.0%(2年8ヶ月相当、1年だと8/2.6=3.1%)はでかいです(今の銀行の利子は1年で0.5%もありません)。情報はすべて記載されているのですが、噛み砕いて整理すると、「ぼったくら」れているのが分かります。でも、年率11.10%あるからいいじゃんと思うかもしれませんが・・・。