愛媛FC 2022年 第15節 藤枝(A)


いわき、今治戦と同様、相手の策にバッチリハマってしまい、なす術なく完敗。
対策にハマる事は残念ですが、秩序あるプレーをしていることの裏返しと捉えれるのであれば、修正する点も明確になるので、残念だね、だけにはならないと思いたい。

山の斜面にあるので、スタジアムは立体的な構造。登り坂は辛いが自転車なら藤枝駅から何とか来られそう。徒歩は遠くて厳しい。

虎一平がいました。J3には浸透してないことが分かる微妙な空気が漂ってました。

試合後の空が綺麗でした。

須藤大輔監督

●総括
愛媛は直近2試合リーグ上位の相手に勝ってきているすごく良い相手ということで楽しみにしていました。ボールをしっかり繋いでくる攻撃的なチーム、個人も非常にクオリティの高い選手が揃っているので、そこはリスペクトはするけど受けに回らずにと選手に伝えました。僕の中で松本・今治の負けというのは脳裏に焼き付いていて、絶対あのようなインテンシティの低い試合で見ている人を残念がらせたくないという気持ちで前節、今節と臨みました。そんな中スリーセンターバックが非常にアクティブにインテンシティ強く戦えていて、その3枚がしっかりしていると全体的にも士気が上がるのかなとは前節に続いて感じました。ボール保持もしっかりできていましたし、公式記録を見てもシュートも打っていますし相手のシュートを打たせなかった。これはYS横浜と同様に良いデータが出たかなと。しっかり前半2点を沈めて我々のゲームをコントロールできた。
後半、一番伝えたのは「岐阜と同じようになるなよ」と。岐阜戦ではここから3-3になって4-3で何とか勝てた試合だった、2点差というのは一番難しいので、もう一回スイッチを入れようということで後半臨みました。2-0ということで受けに立つというか相手に握られる時間は長かったですが、その中でも途中から出場した選手も含めてチームのためにプレーするという姿が散見されて、見ていて清々しいというか選手の想い、一体感を感じました。
ただその中で何度か決定的な場面があったので、そこを決めきる力があるとさらに楽に試合が展開できるのかなというのはあります。それでも最後まで集中力を切らさずにディフェンスを0で終えられたということは本当に選手を称えたいなと思いますし、そういう空気感を作ってくれたサポーターにも感謝したいと思います。この勢いのまま突っ走って、夏を乗り越えて秋の実りを楽しみたいと思います。

●前の選手への指示
YS横浜戦は風の影響もあって裏返すようなプレーが少し多すぎたかなと思います。今回はキックオフと同時に少し裏返すようなプレーは多用しましたが、それによって相手のラインが下がるのでボランチの脇というかライン間で受けようという話はしました。最初4-4-2のような形で守っているので特にユニットでの動き、サイドをしっかり絞ってくる相手に対してはサイドチェンジが有効だよねという話をしていたので、サイドに振りながら中に差し込むようなボールはうまく入って行ったのかなと思います。クローズで完結できるシーンはすごく良いですが、できない時にもう一度サイドを振ったりというアイディアを持つともっと相手は守りにくくなるのかなとは感じました。ただ得点場面もそうですが、そこは選手がクローズで行けるというのであれば行って、その判断は尊重してもっともっとクオリティを上げていきたいと思います。

●相模原の印象、次節への意気込み
個々の能力が高いというのと、キレの良い選手が前線にいますから、そこをどう抑えていうか。抑えるには守備をするというより、攻撃をして相手にカウンターすらもさせないようなサッカーをしていきたい。保持率は65%以上を目指しながらもっともっと攻撃的に行きたいなと思います。