愛媛FC 2022年 第6節 北九州(A)


退屈な試合=時間が経つのが遅く感じる試合だったよ。
徳重選手はこれまで何本のシュートをブロックしたのだろうか。北九州の決定力にも助けられた。
去年だったら耐え切れなかったが、負けなくてよかった。
それにしても、スタジアム良い。

対戦時の強さの感じ。
富山>いわき>北九州=岐阜=愛媛=>相模原=横浜

石丸清隆 監督
アウェイに多くのサポーターが駆けつけてくれたので何とか勝利を届けたかったのですが、戦う姿勢は見せられたと思います。ただ、結果の方は残念でした。ゲームの立ち上がりは両チームともに噛み合わせが悪かったけど、だいぶ押し込んだ形だったので、そこで決めきっていればゲーム展開は変わったと思う。ただ、それはたらればの話。もう少し相手はプレッシャーに来ると予想していたけど、思ったよりも来なかったのである程度押し込めた形で進められた。でも、その中で決めきれなかったことでだんだん相手のリズムになり、自分たちから苦しい状況にしてしまった。うちもいまの状況では3バックを選択している中で、前の3トップの守備の強度が若干悪いところがあり、左サイドを利用されてしまった。相手も攻めあぐねていたというのはあるけど、そこを少し気を付けていたら違った展開にもできたのではないかと思った。(ベンチメンバーのコンディションが整いきっていない)いまのチーム編成では早い時間での交代も難しかった。チャンスがありながらも、決めきる力とセカンドボールの対応のところはちょっと後手を踏んでしまったのかなと思う。2週間後のリーグ戦までには少し(コンディション不足の)選手が帰って来られる形になると思うので、本来の自分たちの形に近づけるように持っていきたい。

−−前半は押し込みながらも後半は押し返された。その中でセカンドボールが思うように拾えなかった要因は?
前半からそこまでボールは拾えていなかったと思う。ハーフタイムで左サイドのスライドができていない部分を修正しようとしたが、前線の選手たちに相手CBにプレッシャーをかけるタイミングがあれば行こうとして若干ボランチの守備範囲が広がったところがあった。疲労もあったし、もともとそこは守備範囲が広いわけではない。そこは課題でもあった。今日のやり方だと相手との噛み合わせもボランチの守備範囲が広くなり過ぎていたところがあったと思う。

−−複数決定機があったが無得点。攻撃面での課題は?
イメージ的に自分たちのチャンスのときに慌てる感じがある。いま振り返るとそこまで足を振り上げなくてもシュートは打てるのに、という場面があった。今日シュートを打たないともう取れないんじゃないかと思っているのか思うほど力が入っていたり。相手のプレッシャーもそんなに強くなかったのでもう少し仕掛けられるかなと思ったし、それに対してまわりがサポートをしていけば攻撃に関わる人数は増えていく部分はチームとして共有していかなければいけない。

−−それでもゴール前では粘り強さもあった。全体的な守備の強度は上がっているのでは?
最後のところでフリーで打たせないとか、コースをどれくらい塞ぐかはGKも含め、ある程度チームで共有できている。最後まで諦めない、ちょっとでも足が出せるのならやる、どれくらいプレッシャーをかけるかというのは、最終ラインでも体を張ってやれていると思う。

天野賢一監督
[試合総括]
前節0-4で敗戦したんですけど、1週間で選手達がそこから立ち直った姿をどういう風に見せられるかというのが今日のテーマでした。プレッシャーはあったと思うんですけど、すごく良いゲームをしてくれて、結果は0-0で勝点は1しか取れなかったですけど、決定機を何回も作れました。愛媛さんもすごく良いチームなので相手の攻撃を止めることもなかなか困難ではありましたが、そこをなんとか粘り強く守りながら、点を取れなかったのは残念ですけれども、次に繋がる好ゲームだったかなと思っています。

Q:無失点に抑えましたが、ディフェンス陣の評価を教えてください。
A:守備は守備陣だけでやるものではなく、前線の2トップの選手から中盤のライン、ディフェンスライン、キーパーの11人でやるものだということを今週も確認して、全体でしっかり連動しながら危ない場面もありましたけど、最後に体を張る場面も含めて良い守備ができたのかなと思っています。

Q:前半の入りは相手に押し込まれ、後半は攻め込んでチャンスも多くシュート数も増えました。ハーフタイムにどのような指示をしたのでしょうか?
A:前半の入りが悪かったとは捉えていないです。相手も攻撃的なチームなので1回相手がボールを持ち始めると、それを止めるのがなかなか難しかったというのは前半あったと思います。そこは相手とのシステム上の噛み合わせもあるし、全部を止めるのはなかなか難しかったという印象です。少し相手のチャンスが多かったのは事実かもしれないですが、そういう風に見えた要因は我々の攻撃面にもあると思っていて、攻撃面では相手がプレッシャーに来たところはかなりいなせて外せていたと思うんですが、そこから相手のディフェンスラインの裏に入って行けていなかったんですよね。そこで攻撃が終わってしまうところがあったので、そこから守備というのが多かったように思います。そこも少し微調整を加えたので、後半は相手のディフェンスラインの背中に入って行くプレーが増えたと思います。

Q:後半は攻勢をかけたところで愛媛FCよりも足が動いていたと感じましたが、今季は2部練をやっていてその効果を感じている部分ありますか?
A:そこは選手が感じてくれていたらいいですね。今日も試合前に選手たちへ冗談半分で話したんですけど、僕らよりも練習しているチームはない、だから走れると。トレーニングは嘘をつかないと言うか、僕らは量だけではなくて質的にも良い練習をしていると思っていて、今週も選手達はすごく良いトレーニングをしてくれたので、そういう意味では走れる自信もあるし相手に勝つ自信もある。それは僕も思っているし、選手達もそういう風に思ってくれていると思います。

試合後の挨拶

スタジアムの向かいは小倉港。アウェイ席入り口側。製鉄所のサビ具合にゾクゾクする。